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恋愛ゲーム 他 [ことばあそび]

サイトに詩を4篇追加しました

「足跡」
「さかさま」
「恋愛ゲーム」
「いつみきとてか」


ことのはカプセル→text→poesiaからどうぞ


前回和歌の話を少ししました。

アップした『いつみきとてか』は
先に詩を作って後で題名を考えた作品

題名候補で
「夢路」・・・作中からとっただけ
「夢物語」・・・なんかちょっと意味がちがうなぁ…
「徒夢」・・・う~ん、まあこれもあり?

徒夢⇒儚い夢⇒陽炎
なんて候補も

「夢の通い路」・・・夢路を言い変えてみた。

「夢の通ひ路」ってしょちゅう和歌で聞いた気がするなあ
なんてことを思い出して

この作品と似たような意味を唄ってる和歌がどっかにあったはず…!
と思って古典の教科書とか資料集を引っぱり出して探してたら

百人一首のなかにありました!
似たようなかんじの和歌!


みかの原 わきて流るる いづみ川 いつみきとてか 恋しかるらむ
                                   中納言兼輔


一般的に、この和歌には「未逢恋」と「逢不逢恋」の二つの解釈があります

未だ出逢ったことのない誰かを恋しく思う気持ち。
そして、
最後にいつ逢ったのかわからないくらいずっと逢えない誰かを恋しく思う気持ち。


未逢恋の解釈が今回の作品のイメージとぴったり!
と思ったので
こちらの和歌から題名を拝借させて頂きました。

「いつみきとてか」は現代語訳すると「いつ見た(逢った)のだろうか」みたいなかんじ。

ちょっとちがうけど本歌取りみたいなもんです( ̄∀ ̄)


でも、この和歌自体の解釈としては
私は逢不逢恋だと思ってます、なんとなく。
藤原兼輔のことをよく知らないからなんとも言えないですが(笑)

だけど未逢恋の方がインパクトあるというか
ロマンチックなので好きですけどね(*^_^*)


タグ: 和歌 更新
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